就業人口により県央地域の産業構造をみると,全体では第3次産業に就業する人が66.7%と最も高く,
これに次いで第2次産業25.3%、第1次産業6.9%という割合になっています。
これを茨城県全体の平均と比較すると,県央地域ではサービス業など第3次産業が特に盛んであることがうかがえます。
各市町村の産業構造の特徴を比較すると,水戸市では第3次産業の割合が76.2%と最も高く,
地域の第3次産業を牽引する都市であることを示しています。また,ひたちなか市,小美玉市,
笠間市では他市町村に比べ第2次産業の就業者割合が高く,産業集積の高さがうかがえます。
一方,茨城町,城里町等では第1次産業就業者の割合が他市町村よりも高く,
地域における農林水産業の役割を担っていることがうかがえます。
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就業人口による圏域の産業構造の現状 |
市町村 |
総人口(人) |
構成比(%) |
|
第1次
産業 |
第2次
産業 |
第3次
産業 |
第1次
産業 |
第2次
産業 |
第3次
産業 |
水戸市 |
124,716 |
4,973 |
22,848 |
95,016 |
4.0 |
18.3 |
76.2 |
笠間市 |
40,623 |
3,334 |
12,067 |
24,892 |
8.2 |
29.7 |
61.3 |
ひたちなか市 |
73,067 |
2,419 |
23,505 |
46,471 |
3.3 |
32.2 |
63.6 |
那珂市 |
27,612 |
2,853 |
7,130 |
17,302 |
10.3 |
25.8 |
62.7 |
小美玉市 |
27,522 |
3,878 |
8,707 |
14,714 |
14.1 |
31.6 |
53.5 |
茨城町 |
18,160 |
3,356 |
4,316 |
10,412 |
18.5 |
23.8 |
57.3 |
大洗町 |
9,862 |
685 |
2,775 |
6,374 |
6.9 |
28.1 |
64.6 |
城里町 |
11,942 |
1,841 |
3,163 |
6,872 |
15.4 |
26.5 |
57.5 |
東海村 |
16,867 |
896 |
4,273 |
11,629 |
5.3 |
25.3 |
68.9 |
県央地域計 |
350,371 |
24,235 |
88,784 |
233,682 |
6.9 |
25.3 |
66.7 |
茨城県計
|
146,1560 |
108,019 |
443,203 |
888,758 |
7.4 |
30.3 |
60.8 |
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(資料)『国勢調査報告』(総務省統計局)より作成。 |
(注1) |
表中の値は合併後の市町村の値として合算している。 |
(注2) |
構成比は「分類不能」を除き按分した割合を示す。 |
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